ロッテは〝聖域〟にメスも7連敗 吉井監督「安田が頑張ってくれないと、チームはよみがえらない」
(パ・リーグ、ロッテ1-4楽天、4回戦、楽天2勝1敗1分け、27日、ゾゾマリン)ロッテは昨年9月以来の7連敗で5位に転落した。 【写真で見る】ZOZOマリンでのファーストピッチセレモニーに登場した藤田菜七子騎手(全10枚) 深刻な得点力不足解消に、吉井理人監督(59)は〝聖域〟にメスを入れた。開幕から全試合で先発出場しながら打率・184(76打数14安打)と不振の中村奨吾内野手(31)をスタメンから外すことを決断。監督就任時から中村奨のキャプテンシーとチームへの献身的な姿を高く評価し、「このチームは奨吾のチーム」と公言してきたが、我慢も限界だった。 その中村奨に代わって、ぎっくり腰が完治した安田尚憲内野手(25)を出場選手登録即「5番・三塁」で先発起用したが、4打数無安打。起爆剤とはならなかった。 チームはこの日も5安打1得点。これで7連敗中は総得点は7と貧打が続く。吉井監督は八回に3番手・沢村が4連打を浴びて逆転された場面について「ちょっと変化球を投げすぎかなって感じがあった。もしかしたら、点数が取れないので、何とか抑えなくっちゃと思いすぎたのかな」と振り返った。 連敗脱出には一も二もなく打線の奮起。指揮官は「彼(安田)が頑張ってくれないと、チームはよみがえらない。明日(28日)もスタメンでいくつもり」と話した。(東山貴実)