企業の「稼ぐ力」を伸ばした“凄腕”経営者は誰か?トップ在任期間中の利益拡大率をランキングした
■サンリオは創業家の30代社長が奮闘 4位は「キティちゃん」などでお馴染みのサンリオの辻朋邦社長。コロナ禍で業績が低迷していた2020年に創業者の祖父、辻信太郎氏から31歳で経営トップのバトンを託された。2024年3月期の営業利益は12.8倍の269億円に拡大。ブランディング施策が効いて、ライセンスビジネスが国内外で伸びている。 5位以下にも金融やメーカー、鉄道など多様な業種の経営トップが並んだ。原燃料や物流費などのコスト上昇や為替の変動といった外部環境の変化が激しい状況では、トップの迅速かつ的確な経営判断がより重要さを増す。
9月13日に発売となった『会社四季報プロ500』2024年秋号では、編集部がピックアップした500社の「トップの実績」として営業利益と時価総額の増加倍率や、上場全社を対象にした時価総額を増やした経営トップのベスト50ランキングも掲載しているので、併せてチェックしてほしい。
山田 泰弘 :東洋経済 記者