大阪・松井市長 ノーベル化学賞の吉野氏に「大阪人として誇りに思います」
大阪・松井市長 ノーベル化学賞の吉野氏に「大阪人として誇りに思います」
2019年のノーベル化学賞を旭化成名誉フェローで名城大教授の吉野彰氏(71)=大阪府吹田市出身=が受賞したことを受け、各地で喜びの声が聞かれている。大阪市の松井一郎市長も10日に行われた定例会見で「大阪人としては誇りに思います。本当に心からお祝い申し上げたい。大阪のバッテリー産業にとって、さらに成長する、そういう明るいニュースだったと思いますよ」と述べた。 【中継録画】松井市長「大阪人として誇りに思う」 大阪出身でノーベル賞受賞の吉野氏に賛辞(2019年10月10日)
「日本がバッテリー産業において世界をリードしていたのは、吉野さんのおかげなんだな」
吉野氏は1948年、大阪府吹田市生まれ。吹田市立千里第二小、同市立第一中、大阪府立北野高校(同市淀川区)、京都大工学部を卒業。1972年に同大大学院修士課程を修了し、同年旭化成に入社した。 松井市長は会見で、リチウムイオン電池、バッテリー産業は大阪の産業の大部分を占めていると説明。「これだけ日本がバッテリー産業において世界をリードしていたのは、吉野さんのおかげなんだなということを改めて感じました」と述べた。 また、リチウムイオン電池を、さらに進化させるためにいろんな研究が行われているとし「固形化にするのが重要な進化といわれていて、吉野さんがこれからもお元気で、さらに大阪のみならず、日本のバッテリー産業の拡充、拡大を新しい技術でさせて頂きたいと思っております」と続けた。