第93回選抜高校野球 開幕 八戸西、映像で堂々行進 選手ら初戦向け調整 /青森
<センバツ高校野球> 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)が19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。新型コロナウイルスの感染防止対策で開会式の入場行進は大会初日に試合がある6校に制限されたため、21世紀枠で出場する県勢の八戸西は参加はせず、初戦に向けて甲子園近くの球場で調整を進めた。【南迫弘理】 開会式では、入場行進に参加できなかった6校以外の学校については、事前に撮影された各校の行進の様子が会場で流され、一緒に行進しているような演出が行われた。八戸西は映像の最初に登場し、選手らが元気よく行進する姿がスコアボードのビジョンに大きく映し出された。 この日、八戸西のメンバーらは2時間程度、バッティングを中心に調整。投手陣もキャッチボールなど軽めの運動で汗を流し、初戦に向けて備えた。 その後、報道陣のオンライン取材に応じた宮崎一綺(かつき)主将は、「緊張もしているがいつも通りの練習ができている。これまでやってきたことをしっかりと発揮し、限られたチャンスをものにしたい」。小川貴史監督も「甲子園を夢見てずっとやってきた。冷静に勝負に向き合いたい」と気を引き締めた。 八戸西は大会3日目第1試合(21日午前9時開始予定)で、同じく21世紀枠の具志川商(沖縄)と対戦する。