表彰を受けた受賞者＝鋸南

安房農業賞・同奨励賞（安房農林業振興協議会主催）の表彰式が1日、鋸南町中央公民館で行われ、今年の受賞者5人が表彰された。 受賞者は、安房農業賞が▽川名初江（72）＝館山市江田、畜産部門▽川木利夫（69）＝鴨川市細野、水稲部門▽黒川一夫（73）＝南房総市和田町上三原、畜産部門▽石井孝一（70）＝鋸南町中佐久間、畜産部門――の4氏。奨励賞が、石井啓夫氏（43）＝南房総市富浦町原岡、果樹部門――。 壇上で5人の功績が紹介され、同協議会長の白石治和鋸南町長から、出席した4人に表彰状が手渡された。 川名氏は「お世話になった方々に感謝。今後は若い人に引き継ぎながらフォローし、過疎化が進む中で、ノウハウを生かして農地を守っていきたい」と抱負を語った。 表彰式は、地域の農業関係者らが集う「安房地域活性化フォーラム」（安房農業事務所、同協議会主催）の中で行われた。 同フォーラムでは、地方考夢員研究所代表で、全国農業会議所専門相談員の澤畑佳夫氏が、「安房農林業の現況と地域計画の策定～思いをカタチに出来る座談会の開き方～」と題し講演。安房拓心高校の生徒による活動発表もあった。