西田瞬（浦和学院）、渡邉冬雅（上尾）

2024年の埼玉県秋季高校野球大会が19日に開幕を迎える。来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる秋季関東大会（10月26日開幕・神奈川）に出場できるのは上位2チーム。決勝進出をかけた戦いが、いよいよスタートする。 【動画】注目2年生の中学時代！佐藤龍月、森陽樹、福田拓翔など2025年ドラフト候補も！ 昨年の優勝・花咲徳栄と、準優勝の昌平をはじめ、浦和学院、山村学園、聖望学園、春日部共栄、上尾など、県大会出場を決めた41校による熱い戦いに期待される。 初戦のカードで一番の注目は「上尾－浦和学院」。ノーシードながら実力は申し分ない両校が、初戦からぶつかることになった。 1984年夏以来、遠ざかっているとはいえ、上尾は春夏通算7度の甲子園出場を誇り、夏は4強の実績もある。浦和学院は春夏通算26回の甲子園出場を誇り、センバツでは優勝の経験もある。初戦で当たるのはもったいないくらいである。 近年、両チームの対戦は浦和学院が圧倒している。2010年以降は浦和学院が8連勝。大会初戦で対戦したことも2度ある。 23年秋準々決勝　浦和学院8－0上尾 22年春準決勝　浦和学院6－0上尾 21年秋準決勝　浦和学院3－2上尾 20年秋2回戦　浦和学院6－3上尾★ 16年春準決勝　浦和学院6－3上尾 12年秋準々決勝　浦和学院7－6上尾 12年春2回戦　浦和学院5－4上尾★ 10年春準々決勝　浦和学院4－1上尾 （★は初戦で対戦） 勝敗では浦和学院が圧倒しているが、スコア的には大きな差がついているわけではない。公立の雄、上尾の奮闘にも期待したいところだ。