米の伝説記者が「イチローはメジャー史に残るオールスター選手」と絶賛!
ニューヨークヤンキースなどを長年にわたって取材している盲目の伝説のジャーナリスト、エド・ルーカス氏がニュージャージー州最大の総合ニュースサイトであるNJドットコムのコラムでイチローを取り上げた。 「イチローは今年の球宴からは冷たくされたが、メジャーリーグ史に残るオールスター選手のひとりである」と表現して、メジャー通算3000安打にカウントダウンに入ったイチローを絶賛した。 「イチローは数日のうちか何日か後に3000安打を達成する。3000安打さえ、とても特別なことであるのに、日本で10年近くプレーし、1200本以上のヒットを打ってきたことを考えると、さらに驚くべき偉業だ。 ピート・ローズをはじめ、ピート・ローズの記録とイチローと記録は区別し続けるべきだという考えもあるだろう。しかし、プロとして4000本以上のヒットを打っているイチローの技を拒むことはできない。イチローはこのこと(記録)に関してはとても静かにしており、この彼の口数の少なさがオールスターに入ることができなかった理由ではないかとも考える」 イチローは、日米合算でピート・ローズの持つ歴代最多安打記録、4256本を抜いたが、当日の会見以外ではほとんどこの記録に関するコメントを発しなかった。ローズの批判発言とは対照的だったが、ルーカス氏は、球宴出場を求める声が地元メディアを中心に起きながら、今回球宴から漏れた理由は、そのイチローの寡黙さにあると分析した。 「42歳のイチローは50歳までプレーしたいと話していた。マーリンズとは1年契約で、今後のことはこれから決まることになる。もし、イチローが2016年は最後のシーズンであると宣言してシーズンを迎えていたらどうだっただろう。メジャーリーグ機構は将来の殿堂入り選手を特別に扱って球宴に送り出したことだろう。カル・リプケンやマリアーノ・リベラ、デレク・ジーターがそうだったように」とも付け加えた。