長谷川岳参院議員めぐり新たな事実 委員長就任時 道が幹部に祝電促すようなメール 長谷川議員のみの対応
HTB北海道ニュース
北海道は、長谷川岳参議院議員が特別委員会の委員長に就任した際に、祝電を促すようなメールを幹部に送っていたことを明らかにしました。知事は「適切ではなかった」としています。 北海道・鈴木直道知事) 「適切ではないし、改めるべきだと」。 道や札幌市の職員への威圧的な言動などが問題となっている自民党の長谷川岳参議院議員。道は、去年10月長谷川議員が参議院の特別委員会の委員長に就任した際に、祝電を送るよう促すようなメールを全庁に送っていたことを明らかにしました。メールは、道の東京事務所が作成したもので、誰が祝電を送り誰が送らないのかが分かる幹部職員のリストが添付されていました。最終的には、知事が公費で、他の幹部職員28人が私費で祝電を送ったということです。 北海道総合政策部・清水茂男次長) 「それまで長谷川議員とのやり取りから職員が委縮し祝電を送るべきだと受け止めた幹部職員がおり、東京事務所がその状況を把握して各部の幹部職員の対応予定について取りまとめを行った」。 こうした対応を18日に知ったという鈴木知事。 北海道・鈴木直道知事) 「私も添付ファイルなどを確認して、これは本当におかしいと思いました。なのですぐに改めてほしいと申し上げた。これは送らなければいけないのではと感じた方がいたのではないかと思いますし、これは適切ではないと思います」。 祝電を促すようなメールは、長谷川議員のみへの対応で道は今後は行わないとしています。 これまでに明らかになっている長谷川議員をめぐる問題を整理します。 まずは、本人の言動。道の複数の幹部職員が威圧的だと受け止めていました。 そして、度重なる出張。道の幹部職員4人が、昨年度長谷川議員のもとに合わせて62回およそ518万円をかけて出張していました。 また、予算成立時などには、道の担当課が部長職に対しお礼の連絡をするよう関係部署にメールを送信。知事は不適切だったとしています。 そして19日、長谷川議員が特別委員会の委員長に就任した時に祝電を送るよう事実上促す連絡をメールで一斉に送っていたことも明らかになりました。 これらのメールは長谷川議員だけへの対応だったということです。
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