【RISE】女子ホープの小林穂夏がアトム級トップの一角・百花からダウン奪って勝つ
RISE 176 2024年2月23日(金)東京・後楽園ホール ▼第6試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R ×百花(魁塾/同級3位) 判定0-3 ※27-30×2、26-30 ○小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷/JAPAN CUP 2022 女子-50kgトーナメント準優勝) 【写真】ボクシング仕込みの右ストレートを顔面へ 百花は40戦を超えるキャリアを持つベテランで、現在もアトム級のトップ戦線に君臨。2021年9月と11月にはRIZINに出場し、ぱんちゃん璃奈には判定負けも未來に判定勝ち。2022年は2月に宮﨑小雪、6月は平岡琴に敗れて終えたが、2023年2月に初代KROSS×OVER KICK女子-45kg王者・松本徐倫、8月に小川紗南を破ってベテラン健在ぶりを示した。戦績は23勝(1KO)20敗3分。 期待のホープである小林は、幼い頃から空手とキックボクシングを学び、高校・大学時代はボクシング部に所属。高校生の時には「第17回全日本女子ボクシング選手権ジュニア(高校生)の部ピン級」(2018年)で準優勝、全日本女子ジュニアランキングでも1位にランキングされていたアマチュアボクシングの強豪選手。グローブ空手のJAPAN CUP 2022 女子-50kgトーナメントでも準優勝している。 2022年10月の『RISE 162』でプロデビュー戦を行い、3戦目では同じく女子ホープとして期待されている西原朱花との無敗対決に挑み、判定勝ちでライバルよりも一歩先へ。2023年8月の4戦目ではキャリアのある坂田実優と初の引き分け。11月のFIGHT CLUBで初のOFGマッチに挑むも平岡琴に判定負けで初黒星を付けられた。 1R、小林は左インローから右フック、百花はワンツーを見せる。サウスポーの小林は右回り、百花も右回りだが小林よりも速く動くようにしているようだ。百花は右インロー、小林は右フックを打つ。 2R、右フックを攻撃の起点とする小林は左ミドル、顔面前蹴り。百花はジャブを突く小林に右ストレート。小林は横蹴り、右フックをヒットさせるが互いに空振りが目立つ。百花は左フックを振ってこのラウンドを終える。 3R、百花が勝負をかけてワンツー、右ミドルで前へ出ていく。左ロー、左前蹴りの小林に百花が右ストレートを当てに行く。小林はバックハンドブローで反撃。勢いで前に出る百花に前蹴りと右フックを見舞う小林。右ストレートからの左フックがヒットし、それでも前へ出ようとして左フックを振りかぶった百花へカウンターの左ストレートが直撃。小林がダウンを奪う。ダウンを取り戻そうと打ち合いに行く百花だが、小林もしっかり打ち返して試合終了。 声を上げ、ジャンプして大喜びする小林。アトム級上位の一角を崩した。
ゴング格闘技