市立とフ大付中で卒業式、1227人が巣立つ【宇部】
宇部市内の市立中学校全12校と宇部フロンティア大付属中で8日、卒業式が行われた。晴れの日を迎えた1227人が勉強、部活動などに取り組み、3年間の思い出が詰まった学びやを後にした。 常盤(松岡千鶴校長)は午前9時半に開式し、卒業生164人が保護者と教員の拍手に迎えられ入場。担任から名前を呼ばれた生徒は元気よく返事をして、松岡校長から卒業証書を受け取った。 松岡校長は式辞で、激しく変わり続ける社会情勢の中で巣立つ卒業生に、夢に向かって最後まで諦めずたくましく生き抜く人、地域に貢献できる人になってほしいと力を込め、「人生は平らなものではない。何度つまずいても、その経験が自分を強くすると信じて。夢は必ず実現する」とエールを送った。 在校生代表の大沼なつみさん(2年)の送辞に続き、卒業生代表の森本一平君が答辞で、修学旅行など3年間の楽しかった学校生活を振り返り、温かく見守ってくれた先生、支えてくれた家族、仲間に感謝の言葉を伝えた。 1年次の学年主任で昨年末に急逝した山﨑久先生には「私たちを見てくれていますか。卒業する姿を見届けてほしかった。先生から学んだ大切なことを心にとどめて進んでいく」と誓った。 卒業生は「旅立ちの日に」を合唱し、最後の校歌を万感の思いで歌い上げた。