米粉インスタントラーメン 子育て層やインバウンドが熱視線
脱アレルギーや時短ニーズも
米粉のインスタントラーメンが、健康意識の高い子育て層を中心に注目を集めている。タレント・俳優のMEGUMIさんらが手掛ける。アレルギー対応やグルテンフリーといったキーワードに加え、“時短ニーズ”が追い風となる。インバウンド(訪日外国人)からも人気が高く、海外に向けて販促を強める姿勢だ。 MEGUMIさんが代表を務め、米粉商品の開発や販売、映像制作を主軸とした「RICE ENTERTAINMENTS」(静岡県熱海市)が手掛ける。「米粉の醤油(しょうゆ)らーめん」(540円)は自社の通販サイトの他、一部店舗で販売している。 国産米粉を主原料とし、アレルギー物質28品目を使っていない点が強み。時短ニーズや小麦のグルテンを避ける健康志向も相まって、「子育て層を中心に売れている」(同社)という。小麦を避けたいインバウンドからも「日本のラーメンが食べられる」として人気だ。 MEGUMIさんは「米は日本のスーパーフード」と評価し、国産米の海外アピールを強めることを同社の目標に掲げている。パッケージは日本語と英語の両方で表記するなど、海外展開を見据えた商品作りで、同社は「地理的に近いオーストラリアを足がかりに、米国、欧州へ広げていきたい」とする。(随時掲載)
日本農業新聞