【高校ラグビー】国学院久我山が2大会ぶり花園出場 早実に逃げ切り勝ち 東京第二地区
◇全国高校ラグビー大会東京都予選 第二地区決勝 国学院久我山 27ー10 早稲田実(2024年11月10日 秩父宮) 過去全国優勝5回の国学院久我山が27-10(前半24-5)で早実を下し、2大会ぶり44度目の全国大会出場を決めた。 久我山は前半7分、敵陣での左展開で相手ディフェンスにギャップができたところで外に余ったフランカー水沢洋太(3年)が左中間へ先制トライ(7-0)。同17分には右ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、高校日本代表候補のフッカー笠井大志(3年)が右中間へ抑えて14-0とした。23分には連続攻撃からSO松下亮介(3年)が左タッチ際のFB加藤竜朗(3年)へ鮮やかなキックパス。加藤が左中間へ飛び込み、21-0とリードを広げた。 2大会連続の花園出場を目指す早実は低く速いディフェンスで久我山に対抗。前半27分、敵陣中央ラックからの右展開で抜けたWTB飯泉敢太(1年)が右中間へ1トライを返したが、久我山は前半終了間際にPGを決めて24-5でハーフタイムを迎えた。 久我山は後半8分、敵陣ポスト正面で誘った相手反則でもPGを選択して27-5とした。反則が多くペースをつかめなかった早実も17分、ゴール前のPKから攻めてCTB園部心太(もとひろ、3年)が右中間へトライ(27-10)。さらに敵陣で攻め続けながら2度のトライチャンスを逃し、ミスや反則で流れを手放した。久我山は後半ノートライながら最後まで集中力を切らさずに逃げ切った。