フルショットを控えて… 畑岡奈紗は冷静判断「67」で5位発進
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 初日(21日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6700yd(パー72) 【画像】撮影に応じるジェシカ&ネリー・コルダ姉妹 2年ぶりの優勝を目指す畑岡奈紗が6バーディ、1ボギーの「67」でプレーし、首位と3打差の5アンダー5位で発進した。2021年と23年と過去に2度、2位に入った大会。「ちょっとショットが思うようなところがいかなかった」と話しつつ、60台でのプレーに「うまく伸ばせて良かった」とうなずいた。 出だし1番(パー5)で2m、2番で1mにつけて2連続バーディとした。2番のセカンドショットでは2本のクラブをバッグから取り出し、悩んだ末に大きい番手をチョイス。「フルショットの方がタイミングを取りにくい時がある。コントロールショットだとうまく感覚をつかんでいけた」とティオフ後の自身の状態を冷静に把握しながら、チャンスメークにつなげた。
開幕前から懸念してきたのは“微妙なショットのズレ”。調整は続けてきたが、それでもテークバックをする際に「ちょっとフラットに上げてしまう癖がある」と、ヘッドがインサイド軌道になるショットも。狙いよりクラブのフェースが開いてボールに当たるため、「プッシュしてしまうところは修正したい」と課題は2日目以降に持ち越した。
前半はさらに3バーディを重ねて「31」にまとめたが、1バーディ1ボギーの後半に「もう少し伸ばしたかった」と悔しさをにじませる。パッティングでしのげたパーもあり、「我慢できたところはあしたにもつながる。しっかり伸ばしていけるように頑張りたい」と意気込んだ。(フロリダ州ネープルズ/石井操)