寝たきりの15歳放置、容疑の母親逮捕「病院に連れていく余裕がなかった」…兵庫県警
障害のためほぼ寝たきりの中学3年生の次男(15)の面倒を見ず、重い床ずれを生じさせたとして、兵庫県警有馬署は26日、パート従業員の母親(38)(神戸市北区)を保護責任者遺棄致傷容疑で逮捕した。「病院に連れて行かないといけないと思っていたが、余裕がなかった」と容疑を認めているという。 【地図】神戸市
発表では、母親は7月下旬頃~9月13日、次男の体に床ずれがあると認識しながら通院などをさせず、背中や脚に床ずれを広げ、治療に約1年を要する状態に悪化させた疑い。
同署などによると、母親は高校2年の長男、次男との3人暮らし。次男は在籍する特別支援学校に2年生以降通っておらず、学校が7月下旬、警察に安否確認を依頼した。