優勝候補はどこだ? J1リーグ戦力総合評価ランキング7位。タイトル争いは困難? 誤算に次ぐ誤算…両助っ人の活躍が頼みの綱
2月23日、明治安田Jリーグの2024シーズンが幕を開ける。オフの期間には選手の出入りがあり、各クラブはそれぞれ新たな選手を迎え入れている。今回は、開幕を間近に控えたJ1リーグ全20クラブの陣容を分析し、戦力をランキング化した。※情報は18日時点。本ランキングは戦力評価であり、順位予想とは主旨が異なる。
7位:鹿島アントラーズ 2023順位:5位 監督:ランコ・ポポヴィッチ(1年目) 1月14日の新体制発表会に登壇した選手はわずか4人。その約2週間後にFWチャヴリッチの加入が決まったが、期限付き移籍から復帰したGK山田大樹を除くと、わずか4人の新戦力で、ランコ・ポポヴィッチ監督率いる2024シーズンをスタートさせる。 監督が変わったことで目指す方向性はよりダイレクトなものになるだろう。基本的に昨季から大きく戦力は変わらず、昌子源、荒木遼太郎、エレケといった出場機会が少なかった選手たちがチームを離れた格好だ。ただ、ディエゴ・ピトゥカの抜けた中盤に新戦力を加えず。昨夏に加入して怪我に泣かされた柴崎岳に期待がかかるが、プレシーズンで負傷してしまったのは痛手である。 昨季はピトゥカ以外の外国籍選手がなかなか戦力にならなかっただけに、新加入のチャヴリッチとギジェルメ・パレジが主力として活躍すれば、それだけで戦力アップになるだろう。関西学院大学から加入した濃野公人も1年目から右サイドバックの主力になれる能力を持っている。 ただ、指揮官のサッカーを理解するヨシプ・チャルシッチがメディカルチェックで問題が確認されて正式契約を結べなかったのは誤算だった。鈴木優磨と柴崎が開幕に間に合わないのもマイナスで、全体的に見ればやや評価は低めにせざるを得ない。チャルシッチに代わるDFが見つかり、両外国籍選手が1年目から活躍できなければ、リーグタイトル挑戦というミッションは現実的なものではなくなる。
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