【スパーキングレディーC】アーテルアストレアが名誉挽回へ ポイントは初距離&難コース攻略
[JpnⅢスパーキングレディーカップ=2024年7月3日(水曜)、川崎競馬場・3歳上牝、ダート1600メートル] アーテルアストレア(牝5・栗東=橋口慎介厩舎) 父リーチザクラウン 母スターズインヘヴン 母の父ワークフォース すっかり古馬牝馬ダートグレード競走の常連になったアーテルアストレア。昨年10月に行われたJBCの前哨戦・JpnⅡレディスプレリュードを勝利して迎えたJPnⅠ・JBCレディスクラシックが3着。続くGⅠチャンピオンズCは9着に敗れるも、今年初戦のJpnⅢクイーン賞はトップハンデをモノともせずに快勝。春の主役はこの馬で、と思わせる一戦でもあった。 それだけに近2走が悔やまれる結果になってしまった。JpnⅢ兵庫女王盃は2周目の3コーナーで先頭に立つ小回りを意識した立ち回り。勝ち馬ライオットガールを負かしにいっての2着は、さほど悲観するものではなく、むしろ評価に悩むのは前走のJpnⅡエンプレス杯。大外12番枠も重なって道中から外を回らされる厳しい競馬。2周目の3コーナーを待たずして手が動いたように、コーナーがタイトな川崎コースに手を焼いた印象は否めない。当地は昨年のエンプレス杯(4着)に続く連敗でもあった。 今回はJRAレースも含めて初めてのマイル戦も大きなテーマに。ここまで末脚を磨いて勝ち上がってきたが、近走はコース形態に応じた積極的な走りができており、序盤のポジション取りにはそう苦労しないはず。再度の難コース攻略にあえて挑む一戦でもあれば、勝手知ったるライバルとの再戦。ここはねじ伏せておきたい。
東スポ競馬編集部