GK界の常識を変えたノイアーの影響力は“メッシ級”? M・ゴメスが絶賛する貢献度「私はノイアーをメッシと同じレベルに置く」
今やGKの役割は大きく変わっている
得点数が評価に直結しやすいFWの選手に比べ、GKは評価されづらいところがある。バロンドールなど個人賞もフィールドプレイヤーの方が有利で、過小評価されているGKもいるだろう。 元ドイツ代表FWマリオ・ゴメス氏が改めて評価するのは、同じドイツ代表で戦ってきたバイエルンGKマヌエル・ノイアーだ。 38歳を迎えたノイアーだが、今もバイエルンの絶対守護神だ。先日行われたチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグではアーセナル相手にクリーンシートを達成しており、豊富な経験を軸としたパフォーマンスには説得力がある。 独『Bild』によると、ゴメス氏はノイアーをGK業界に革命を起こした人物と絶賛する。その貢献度はリオネル・メッシにも負けないとの評価だ。 「サッカーの歴史における重要性という点で、私はマヌエル・ノイアーをリオネル・メッシと同じレベルに置くだろう。ゲームに革命をもたらしたゴールキーパーとして、私たちがそれを理解できるのは20年後だ」 ノイアーはペナルティエリアを大きく飛び出し、相手のロングボールをクリアするスイーパーGKの概念を広めた存在でもある。今や広範囲をカバーする能力はGKの必須能力であり、足下の技術も重要だ。ノイアーの与えた影響は大きく、ノイアー登場前と登場後ではGK界の常識も変わっている。
構成/ザ・ワールド編集部