小池都知事の定例会見10月7日(全文1) 豊洲問題、原因究明と責任追及必要
ミャンマーのヤンゴンにおける水道局の新たな国際展開について
それから次にミャンマーのヤンゴンにおけます水道局の新たな国際展開についてのお知らせをさせていただきます。ヤンゴンでは、これヤンゴンでありますけど、ミャンマーの首都ヤンゴン。漏水などによって水道料金の収入に結び付かない。つまり、水源のとこから運んでいるうちに、ひゅーっと漏水してしまうということで、これが水道料金の収入に結び付かないのを、無収水率といいます。収入につながらない、無収水率。これがなんと66%にも上っているということで、その削減をサポートするということでございます。 東京水道の世界トップレベルの漏水防止技術などを活用しまして、無収水対策パイロット事業を平成26年度から実施していたところでございますが、その実績を踏まえて前回よりもさらにエリアを拡大する、これまでの青いところのパイロット事業から、さらにそのエリアを拡大するということでございまして、水道管の取り換えなどによりまして無収水を削減するということであります。ODAを活用しまして約18億円の事業となります。 この事業ですけれども、地方自治体が海外で実施する無収水対策事業としては過去最大規模となります。事業スキームはご覧いただいているとおりでありますけれども、水道局をはじめとするチームがこれまでヤンゴンの水道事情の改善に協力してまいりました。そしてそのチームが設立した特別目的会社とヤンゴン市の契約代行機関がこの間で今日、この時点で契約締結をするということでございます。 この事業でありますけれども、現地での技術指導を通じた人材育成にも通じますし、漏水発見器など、優れた日本製の資器材を活用するということが特徴となっておりまして、これによって現地水道事情の改善や、東京水道のプレゼンスの向上、日本企業のインフラ輸出支援ということにつながるかと期待をされているところでございます。東京水道の技術、ノウハウを活用して海外の水道事情改善に貢献してまいりたいと思います。もちろん、もっとも都内のさまざまな老朽化した部分の改善っていうことは当然これはやりますけれども、一方でこういう国際的な貢献を、技術を提供しているということでございますのでお知らせをしておきます。