大型犬たちによる赤ちゃんとの絶妙な距離感、優しく見守るハスキーとバーニーズ「守らなきゃいけない存在と理解している」
SNSでもたびたび話題になる愛犬と赤ちゃんの素敵な関係。赤ちゃんを「守るべきもの」と認識しているかのように優しく見守るワンちゃんたちの姿に、心を掴まれている人も多いのではないだろうか。今回は大型犬と一緒に暮らす2つの家族に、新しい命が誕生した際のエピソードをあらためて振り返る。1つ目は、まだ距離感がつかめておらず、絶妙な間合いで息子さんと相対するバーニーズマウンテンドッグ。2つ目は、ハウスに一緒に入って楽しむほど大の仲良し関係を築く息子さんと2匹のハスキー犬。それぞれの微笑ましい関係性に「この子は守らないといけない存在って理解してくれている」「人間の兄弟みたい(笑)」「赤ちゃんと動物の動画たくさんあるけど、この構図初めて見たw」と多くの反響が寄せられた。 【写真】探り合っていたが、今の距離感は…? ピタッと寄り添う息子さんとバーニーちゃん
■「目で会話してる?」絶妙な距離感を保ちながら赤ちゃんを見守る大型犬
まるでお互いを探り合っているかのような距離感で赤ちゃんと見つめ合うバーニーズマウンテンドッグのバーニーちゃん。2歳の時に飼い主さんのもとにやってきて、とにかくかまってちゃんな性格。「息子がいようがいまいが、自分に一番注目してほしい王子様タイプ」なのだとか。 そんなバーニーちゃんが、突然やってきた新参者の赤ちゃんに自分のポジションを取られて「人格が変わったように大人しく」なってしまったという。その後少しずつ距離が縮まるも、赤ちゃんが成長した今もジッと見守るスタイルを貫いている。 「バーニーは息子と寄り添って寝ることはないし、息子の遊び相手になることもありません。でも、息子が1人でお昼寝をしているときは寝室のドアの前で待ち構え、泣いて起きたときはキュンキュン言って私を呼びに来ます。コミュニケーションを取ろうとしているようには見えませんが、彼なりの愛の形があるんだなといつも感心させられます。 また、息子に対してやきもちを焼くことはあっても、八つ当たりをすることはありません。社会化が完璧な子ではないので、見知らぬ大人や犬が苦手なのですが、息子を含め自分よりも小さな子どもにはとても温厚です」 一方、息子さん対しても、バーニーちゃんと生活するなかで「人や動物をいたわる気持ちも育まれている」と感じている飼い主さん。また、赤ちゃんが遊びで犬を引っ張ったり叩いたりした際に犬が怒らないという動画もよくあるが「そのような状況を黙って見ていたことは一度もない」という。 「バーニーは怒りませんが、犬や猫はオモチャじゃないので、常に優しく接することを教えてきました。0歳のときから犬や猫を優しく触りますし、今のところ乱暴な子には育っていないと感じます。今はバーニーに吹っ飛ばされないか気が気じゃないので、息子には早く大きくなってほしいです(笑)。でも、バーニーはすでに10歳(取材当時)。これは私の勝手な願いですが、どうか息子の記憶に残るまで生きていてほしいです。ただそれだけで十分です」