オレをもっと使え!? ジョン・デュランが交代にブチギレる ワトキンズとの共存はエメリの頭痛のタネとなるか
3連勝でなんと首位浮上
アストン・ヴィラはUEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節でボローニャと対戦。2-0で勝利を収めた。この結果、ヴィラは開幕から無失点での3連勝を果たし、なんと首位に浮上している。3連勝できたのは36チーム中、ヴィラのみとなった。 [動画]唯一の3連勝で首位浮上! CLのダークホース、アストン・ヴィラがボローニャに勝利 この試合で2点目を挙げたのは、注目のストライカー、ジョン・デュランだ。デュランは64分に左からのクロスに巧みに合わせ、追加点を奪っている。 しかし指揮官ウナイ・エメリは、その直後にデュランをオリー・ワトキンズと交代。注目のストライカーの出番はここまでとなった。ベンチに戻ったデュランは椅子を蹴り上げたり殴ったり、不満をあらわにしチームメイトやスタッフになだめられている。英『Daily Mail』は、エメリ監督がストライカーを満足させるための戦いに直面していると綴った。 デュランは先日のバイエルン・ミュンヘン戦でも見事な決勝弾を挙げ、金星に貢献した。プレミアリーグではここまで4ゴールを挙げているが、先発起用はひとつもなく、スタメンの座は今のところワトキンズのものだ。ワトキンズもここまで5ゴール2アシストを記録し好調のため先発を外す理由もないのだが、デュランにとってはいつまでもスーパーサブ扱いのままでは納得がいかないのかもしれない。今回もせっかく掴んだ先発のチャンスで、もっと結果を残したかったというのが正直なところだろう。 試合後、エメリは「デュランはゴールを決め、素晴らしかった。彼はもっとゴールを決められると思っていたのだろう」「(デュランの反応について)私はすべてを管理している。ロッカールームで私たちが送っているメッセージはすべて、我々の価値観を尊重し、成熟した責任ある行動を心がけることだ。選手が少し反応することもあるが、それは私の管理下にある」とデュランを擁護した。 強力なストライカーが2名いるというのは頼もしいが、ワトキンズとの共存はエメリにとって頭痛のタネとなってきそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部