ジェフ・ロゥランド、銘機の技術を継承する小型AB級パワーアンプ「Model 555」
太陽インターナショナルは、同社が取り扱うJeff Rowland(ジェフ・ロゥランド)ブランドより、AB級パワーアンプ「Model 555」を発売する。価格は2,640,000円(税込)。 伝統のスイッチング電源搭載 Model555は、1990年代後期に発表しベストセラーとなったパワーアンプ「8Ti」の技術を踏襲。入力段には、8Tiと同じトランスインピーダンスモジュールを現在の素子と技術で新規開発。10kHz以上で0.003%以下という非常に低い高域歪率を実現する。出力段はクラスAB級動作のアナログアンプで、「素早い反応とダイナミック」を特徴とすると謳う。 完全バランス差動アンプとなっており、ダイナミックな信号に対しても低ノイズ、超低歪みを実現する。入力端子はステレオ用にXLRバランス1系統とモノラル用XLRを1系統。出力端子はスピーカーアウトプットのほか、モノラル出力も搭載する。バインディングポストはCARDAS製を採用。 シャーシは航空機用6061アルミブロックからの精密削り出しによるモノコック構造で、フロントパネルのみ分離している。熱伝導、熱拡散に対して効率的なほか、RFI、EMIシールド、共振制御に優れ、マイクロフォニック効果を抑えるとしている。 電源はジェフ・ロゥランド伝統のスイッチング方式。パワー効率に優れるとともに、強力なDCパワーをアンプに届けることができる。また内部配線材には、ノイズ対策を徹底したテフロン被膜のケーブルを使用。 ステレオ使用時の出力は150W×2(8Ω)、250W×2(4Ω)。MONO入力を使用してモノラルアンプ構成の場合は330W(8Ω)の高出力を実現する。サイズは400W×100H×370Dmm、質量は15kg。
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈