アウトドアでコーヒー飲みたい! 初心者がバーナー使ってみた
家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します 【画像】キャプテンスタッグ「オーリック小型ガスバーナーコンロ M-7900」(ガス缶は別売)。本体サイズは125×125×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は300g。点火方式は圧電着火方式で、出力は2,700kcal/時 自宅やカフェで毎日何杯もコーヒーを飲みますが、一度は屋外でコーヒーを飲んでみたいと思っていました。大自然の中で淹れたてのコーヒーを飲むことは、刺激的な体験になりそう……。本格的なアウトドアをするのではなく、公園にフラッと飲みに行くことが理想でした。 そこで気になっていたのが「シングルバーナー」。コンパクトな燃焼器具で、キャンプなどでの湯沸かしに活躍します。これがあれば、外でコーヒーを淹れられそう。 なかでも、今回ご紹介するキャプテンスタッグ「オーリック小型ガスバーナーコンロ M-7900」(実売価格3,800円前後)は、価格が手頃で初心者にも向いていそうな印象でした。 ■ ケース付きで持ち運びがしやすいガスバーナー 実物を見ると手のひらサイズで非常にコンパクト。パーツはすべて付属のケースに収納でき、バッグや引き出しの中にもすっぽり収まりやすいです。五徳の脚は開閉式で、開くことで大きめの鍋も置けます。アウトドア用のガス缶「OD缶」を採用しており、家庭で使うガスボンベのようにかさばらない点もうれしいポイント。 重量は300gで「他の製品に比べると重い」といった口コミもあります。ただ、屋外でコーヒーを飲む目的の場合は、キャンプのように荷物を減らすことにそこまで配慮する必要がなく、重さはとくに気になりませんでした。 ■ アウトドア初心者でも危なげなく使える 使用する際に3つのパーツをつなげる必要がありますが、組み立ては簡単です。 ・「バーナー」ネジ部に「器具せん」ネジをねじ込む ・OD缶の先端に器具せんをねじ込み取り付ける ・五徳の脚を開く 火のつけかたは、ガス開閉つまみをONのほうにゆっくり回し、ガスを出した状態で点火スイッチを押せばOK。アウトドア慣れしていない筆者は火の扱いにはおよび腰なので、ライター等が不要で火が起こせるのはとてもありがたい。手に火が当たる心配がなく、安全に点火できました。消火する時は、ガス開閉つまみをOFFの方向に回せばよいです。 火力の調整はつまみを回すだけでできます。ケトル(700ml)を置いても、ぐらつくことはなく安定感が◎。 ■ マキネッタでコーヒー淹れてみた 近所の公園でマキネッタという器具を利用し、コーヒーを淹れてみました。なお、シングルバーナーを使える場所は限られます。使用を禁止している公園もあるため、事前に確認が必要です。 マキネッタに自宅でコーヒー粉を入れておけば、現地でやることは水を入れて火にかけるだけ。当日は微風が吹いていましたが、防風板を使わなくても、無事に抽出できました。 大自然の中で飲むコーヒーはやはり最高。いつもよりおいしく感じます。なにより、自然の中で「コーヒーを淹れて飲む」という体験は格別。休日は動画を観て1日が終わることも多いですが、この日は充実した休日を過ごした感じが強く、いつもよりも疲れが取れたように感じました。 挽き立てのドリップコーヒーも淹れてみました。使ったのはエステール「オールインワンコーヒーメーカー」。豆を入れてスイッチを押せば豆挽きができます。 キャプテンスタッグのシングルバーナーは手に入れやすく、初心者でも問題なく使えました。屋外でコーヒーを飲んだあとに近隣を散策してみましたが、気持ちよくて楽しかったです。シングルバーナーを入手したことで自然と触れ合うきっかけが生まれ、休日の過ごし方の選択肢が広がりました。
家電 Watch,福永 太郎