「取水制限は極めて慎重に判断しなければいけない」琵琶湖さらにピンチ!マイナス78センチで、滋賀県が18年ぶり『渇水対策本部を設置』
琵琶湖の水位がマイナス78センチにまで低下し、滋賀県の三日月知事は、当面の対応について話し合うため副知事を本部長とする「渇水対策本部」を設置することを決めました。設置は2005年の冬以来18年ぶりです。
国の観測データによりますと、4日午前6時20分時点での琵琶湖の水位は、マイナス78センチを記録。 滋賀県によりますと、降水量の減少が原因とみられ、9月は例年のおよそ半分、10月は例年の7割程度にとどまっているということです。
水位が標準よりも75センチ以上下回った場合に開く「渇水対策本部」について、滋賀県の三日月知事は、「今朝はマイナス78センチ、農業の水対策などが心配されているので、より緊張感をもって対応する」と設置を明らかにしました。 設置は2005年以来18年ぶりとなります。前回は51日間設置され、マイナス40センチまで改善したということです。本部設置後は水位低下に伴う影響や当面の対応について検討するものとみられます。 水位の低下が今後も続けば、取水制限など生活への影響が心配されます。三日月知事は「琵琶湖の水は、大変多くの方が利用しているので、取水制限は極めて慎重に判断しなければいけない」と述べました。