「グラップラー刃牙」初の舞台化 佐藤祐吾らが生身で原作の世界観を再現、元K-1ファイターも出演
格闘漫画「グラップラー刃牙」初の舞台化が決定した。「刃牙 THE GRAPPLER STAGE ―地下闘技場編―」のタイトルで、12月4~8日に東京・新宿FACEで上演される。主演を務める佐藤祐吾らメインキャストの顔ぶれが明らかになっている。 板垣恵介氏による原作漫画は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店刊)で1991~99年に連載。以降も「刃牙」シリーズとして、「バキ」「範馬刃牙」「刃牙道」「バキ道」と作品を重ね、23年からは最新作「刃牙らへん」が連載されている。単行本のシリーズ累計発行部数が1億部を突破する人気作で、18~20年に「バキ」、21~23年に「範馬刃牙」がアニメ化された。「地上最強の生物」と呼ばれる男・範馬勇次郎を父にもつ少年・範馬刃牙が、父を超えるべく、さまざまな闘士たちと拳を交える姿を描く。 このほど舞台化されるのは、「刃牙」シリーズ第1作「グラップラー刃牙」の最初のエピソードである「地下闘技場編」。主人公の刃牙役を佐藤が担当し、加納秀明役を元K-1ファイターの小比類巻貴之、愚地独歩役を同じく元K-1ファイターの武田幸三、松本梢江役を大西桃香、愚地克巳役を日向野祥、花山薫役を桜庭大翔が担当する。烈海王を野間理孔、加藤清澄を相澤莉多、末堂厚を横山真史、ストライダムを橋本全一、本部以蔵を鼓太郎、徳川光成を田中章、松尾をコウガシノブ、木崎を竹本洋平、高山を樋口裕司、宮坂を三原有人が演じる。 脚本・演出を舞台「魁!!男塾」の田中大祐、殺陣・アクションを奥住英明が務める。地上最強を目指す刃牙の筋肉美を表現したティザービジュアルも公開されている。 チケット価格は一般8800円、クリアファイル3種セット(2種非売品)付きチケットが9900円(税込)。別途ドリンク代500円が必要となる。8月8~18日に原作先行販売を行う。 キャスト陣からのコメント全文は以下の通り。 【佐藤祐吾(範馬刃牙役)】 範馬刃牙役の佐藤祐吾です。 刃牙役が決まった時、まず一番に思ったのが「マッスルスーツじゃないのか!」ということでした。 体作りのプレッシャーに関しては、この舞台に携わる全員が思ったことでしょう。本番を迎えるその日まで、肉体と精神をどこまで追い込めるのかが作品のクオリティに直結する鍵だと思っています。 板垣恵介先生の描き出す世界観を、生身で、どのように表現するのか。今からとても楽しみです。 【小比類巻貴之(加納秀明役)】 刃牙に出会ったのは僕が高校生の時でした。 いつも僕のバイブルは「グラップラー刃牙」でした。 刃牙を読んで空手のトレーニングを積んで常に学生時代は刃牙と共に強くなる日々でした。 そんな「グラップラー刃牙」の舞台に出れることへ気合が入っています。 初舞台しっかりとデビュー戦を飾りたいと思います。 そして過去にK-1で戦った武田幸三さんとも初共演! プロの俳優の皆さんと共に、僕の初舞台を飾りたいと思います。 「グラップラー刃牙」の世界へようこそ! 格闘家として! 加納役のインパクトをしっかりと見せたいと思います! 【武田幸三(愚地独歩役)】 なんと! なんと! あの本物の格闘技を描いた作品「刃牙」が舞台になります! どんなことになるのでしょうか!? 私、武田幸三も愚地独歩になる為に引退以来に本格的なトレーニングを始めました。 現役復帰のつもりで本気で闘います。 本物の闘い、本物の闘気、ぜひ劇場でご覧ください。 全員ぶっ飛ばす! 【大西桃香(松本梢江役)】 今回松本梢江役を預からせていただきます、大西桃香です。 小さな頃から身近にあった「刃牙」という作品。 まさか自分がその刃牙の世界で生きることができるとは思っていませんでした。 老若男女問わずたくさんの方から愛されている作品。 原作にリスペクトの気持ちを持ち、松本梢江として刃牙の成長を見守り、私自身もこの作品を通して強くなれるよう、そして強く居られるよう精一杯頑張りたいと思います。 12月4日から12月8日まで、新宿FACEにてお待ちしております。 【日向野祥(愚地克巳役)】 このたび「刃牙 THE GRAPPLER STAGE―地下闘技場編―」にて愚地克巳役を演じさせていただきます、日向野祥です。 最初にこのお話をいただいた時は「本当に自分でいいのか!?」と少し疑った気持ちと、すごく興奮しうれしかった気持ちと、昔から愛されている作品に参加させていただくというプレッシャーとで、感情が複雑だったのを覚えています。 「刃牙」の世界観をどのように表現するのか?キャラクター達の生きている熱量とパワーを舞台上で役者が抜かず思いっきり闘い抜く作品になると思うので、ぜひ期待していてください! 【桜庭大翔(花山薫役)】 「刃牙」シリーズは僕の人生に本当に大きな影響を与えた作品で、なかでも一番好きなキャラクターである花山薫を演じることができ、本当に光栄に思います。 これほど素敵なキャストの皆様と共に、このシリーズを世に送り出せるのが今から本当に楽しみです。 僕も本番に向けて更なる増量をして、圧倒的な漢花山をお届けできるよう死力を尽くしたいと思います。