地域の課題解決に尽力「輝く“とちぎ”づくり表彰」 フードバンクあしかがなど最優秀賞に
とちぎテレビ
地域の課題解決に向けて貢献した県内の団体に贈られる今年度の「輝く”とちぎ”づくり表彰」の表彰式が6日、県庁で行われました。 この表彰は貧困や格差、気候変動などさまざまな課題を抱える中、優れた社会貢献活動を行う県内のボランティア団体などに贈られるものです。今年度の最優秀賞にはフードバンクあしかがなどの取り組みが選ばれ、北村一郎副知事から高沢友佳里理事長に表彰状が手渡されました。フードバンクあしかがでは問題が深刻化する前に民間・行政の両方から支援を受けられるよう食品の提供を求める困窮者と足利市や足利市社会福祉協議会をつなぎ、支える取り組みを行っています。 フードバンクあしかが・高沢友佳里理事長 「食べ物だけではどうにもならないところを、行政ももちろんだが企業も助けてくれており、皆さんの知恵を借りながら困窮している人が幸せに暮らしていけるような社会になればと思っています」 また、優秀賞には東日本台風の水害をきっかけに学生主導の支援ネットワークを地域で作った「学生団体Rainbow」などの取り組みと、ラジオ局の栃木放送のほかとちぎテレビの情報番組「イブ6プラス」で手話コーナー「手話でシュワッチ」を担当する子どもたちの団体、「ジュニアあすか」などの取り組みが選ばれました。 学生団体Rainbowなどでは、今年1月に発生した能登半島地震でも現地で物資の支援を行っていて、ジュニアあすかは様々な年代の県民が手話に触れる機会を提供したことなどが評価されました。 学生団体Rainbow・栗原杏奈さん 「最初は本当に小規模だったので、このような表彰を頂けるまで活動出来たのが嬉しい」 ジュニアあすか・中田芳幸さん 「ジュニアあすかから県民・子ども達に手話が広がっていけばいいなと思っています」
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