押収したメモに“家族構成”や“金のありか”も…業者装う不審者 宅配への対応は「身分証見せて」警察が挙げる注意点
適切な対応方法も、実演で紹介されました。 宅配業者役: 「すみません、宅配です」 家主: 「どちらの業者様ですか、身分証見せてください」
宅配業者役: 「すみません、ちょっといま身分証を持ってないんですけど、すみません」 家主: 「身分証持ってきたうえで、誰からの何の荷物か教えてください」 宅配業者役: 「わかりました、出直します」 このように「身分証の提示を求める」「わかるまで問い詰める」「宅配であれば荷物情報の確認をする」、そして確証が持てなければ、出直してもらうことを勧めています。
玄関先での対応が必要な、書留やサインがいるケースでは、チェーンロックやU字ロックをした状態で、扉の隙間から紙を受け取るように呼びかけています。
ドアを完全に開けないことで安全を確保し、加えて警戒していることが伝わり、犯人の諦めにつながることもあるということです。
■「おい泥棒!」…リモートで声を伝えることができる「スマホ連動型防犯カメラ」も
「外出時の安心」のため、愛知県警が勧めたのは不審者などの動きを察知してスマートフォンに教えてくれる、スマホ連動型の防犯カメラです。
リアルタイムで被害に気付くことができ、遠隔で声を伝えることもできます。
防犯カメラから: 「おい泥棒!すぐ警察が来るぞ!」
旅行中などはもちろん、別居する親族が見守ることもできます。 地元の住民: 「インターホンが鳴るとすぐに出て行ってしまうのは、ずっとそうだったので、それは注意しようかなと。『スマホ連動型防犯カメラ』、これは今まで知らなかった」 地元の別の住民: 「何かを守るためには、疑いの気持ちを持って対応する、用心をする、そういう意識は変えさせられました」
■それでも強盗に侵入された時のために…
今回の講習会で警察が参加者に伝えた注意点のポイントは「家の情報を漏らさない」「不審な訪問者には入念な確認を」「玄関は絶対に開けない」「遠隔操作可能な“スマホ連動型防犯カメラの活用”」です。
ただ、こうした対策をしても家に侵入されることも考えられるということで、愛知県警はそうした時に備えるための、2つの対策を呼びかけています。 1つは「逃げ場所の確保」です。家の中で鍵が掛かる場所や身を潜められる場所を確認してほしいということです。 実際に家に侵入された際には時間を稼いで通報し、助けを待つようにするためです。また、外への逃走口があれば合わせて確認をしてほしいとしています。 2つめは「非常通報装置」の利用です。ワンタッチで通報できるもので、時計型もあります。緊迫した状態で通報がスムースにできる自信がない人は、準備しておきましょう。 2024年11月1日放送