〔米株式〕ダウ反落、257ドル安=トランプ氏勝利予想が後退(4日)☆差替
【ニューヨーク時事】週明け4日のニューヨーク株式相場は、翌日に投開票が行われる米大統領選で共和党のトランプ前大統領の勝利予想がやや後退する中、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比257.59ドル安の4万1794.60ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は59.94ポイント安の1万8179.98で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比947万株増の8億8953万株。 10月以降、市場ではトランプ氏の当選可能性が強く織り込まれてきたが、週末に民主党のハリス副大統領が善戦していることを示す世論調査の結果が発表され、投資家が持ち高を調整した。トランプ氏が勝てば規制緩和により恩恵を受けると見込まれている金融株などが売られた。 ダウ平均への採用が決まった米半導体大手エヌビディアは大幅に上昇。一方、代わりに外れるインテルと、同様にダウ平均から除外される米化学大手ダウは急落した。 個別銘柄ではインテルが2.9%安、ダウが2.1%安、ユナイテッドヘルス・グループが1.7%安、ゴールドマン・サックスが1.5%安、JPモルガン・チェースが1.4%安。一方、セールスフォースが1.1%高、ホーム・デポが0.8%高。