<毎熊克哉>「光る君へ」で好演、直秀とは何者なのか? 視聴者の“キュン”は想定外 「帰るのかよ」の反響「そんな大ごとになるとは」
吉高由里子さん主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合、日曜午後8時ほか)に出演する毎熊克哉さん。ドラマのオリジナルキャラクターで、町辻で風刺劇を披露する散楽の一員・直秀を演じている。義賊としての顔を持ち、2月25日放送の第8回「招かれざる者」のラストでは、盗みに入った東三条殿でついに捕まってしまった直秀。その行く末が気になるところだが、役を好演中の毎熊さんに「直秀とは何者なのか」語ってもらった。 【写真特集】毎熊克哉、5年前のNHKドラマで“クズ親父”役 でも、色気がすごい!!
◇直秀は愛情ってものに対してうらやましさがある
散楽の一員として、当時の政治や社会の矛盾を面白おかしく批判しつつ、その一方で、まひろ(吉高さん)や道長(柄本佑さん)のことを気にかけるなど、視聴者にとっても不思議な存在でもある直秀。毎熊さんは「生い立ちとかは描かれていないのですが、明らかなのは、ちゃんとした家では育っていなくて、結構、早い段階から散楽のメンバーとは一緒にいたと思っています」と私見を口にする。
「他のメンバーもバックボーンは描かれていないのですが、帰る場所がないような人たちで。あくまで勝手な想像ではあるのですが、直秀という名も自分が考えたのかもしれないし、芸名なのかもしれない。それくらいの、自分の親の顔も分からないような生い立ちで、だからこそ散楽のメンバーは、血はつながっていないけど、本当の家族というふうに感じていると思います」
その反面、直秀は「愛情ってものに対してうらやましさがあるんじゃないのかなって気がする」とも推測する毎熊さん。
「権力や政治に対して批判的だったりもするけど、批判している自分に対して、どこか悲しみを抱いているイメージがありました。だから見ず知らずの身分違いの男女(まひろと道長)が互いに思い合っているのを目の前にして、これを『ネタにしてやろう』とはならない。その裏には、純粋に思い合っている2人に対して、どこかうらやましさがあるような気がしてならないんです」