甲子園目指し火花 高校野球選手権東・西東京大会251チームの組み合わせ決まる
第106回全国高校野球選手権東・西東京大会の組み合わせ抽選会が15日、青山学院高等部(渋谷区)の講堂で行われた。今大会は東東京で139校127チーム、西東京で131校124チームが出場。7月6日に神宮球場で開会式が行われ、甲子園を目指して球児たちがしのぎを削る。決勝戦は西東京が7月28日、東東京が同29日に行われる予定。 抽選会は東東京から実施され、各校の代表者が壇上の抽選箱から番号札を選び取り、数字を高らかに読み上げた。 東東京は、春季都大会優勝の帝京と、今春の選抜高校野球大会に出場した関東第一が軸。昨夏を制した共栄学園、2年ぶりの夏制覇を狙う二松学舎大付は、ともにノーシードで今大会に臨む。 抽選に臨んだ、帝京の二郷ワタル内野手(3年)は、「冬から『圧倒』をテーマに掲げてきた中で、春もいい形で勝つことができたので、それを夏も続けていきたい」と力を込める。関東第一の高橋徹平主将(3年)も「一勝一勝を積み重ねて、必ず優勝したい」と思いを語った。 西東京は、春季都大会準優勝の東海大菅生を筆頭に、昨秋準優勝の創価、今春4強の日大鶴ケ丘、昨秋4強の早実と強豪がひしめく。昨夏覇者の日大三は、ノーシードから3連覇を狙う。 東海大菅生の宮本恭佑投手(3年)は「自分たちは王者でも何でもない。挑戦者として優勝に向かっていきたい」と覚悟を語る。創価の田中広弥外野手(3年)は「必ず甲子園に出場するという目標を掲げてきたので、一戦一戦しっかり戦って、絶対甲子園に出たい」と語った。 特別支援学校として全国初の単独出場となった、青鳥特別支援の白子悠樹主将(3年)は、「最後なので1勝を取るために一生懸命やるだけ」と話した。