ドンキ、子ども服メーカーとコラボ 「Y2K」トレンド追い風に親子世代取り込み狙う
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。 【画像】ドンキ、子ども服に注力(全5枚) ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は7月6日、子ども服メーカーのナルミヤ・インターナショナルとのコラボ商品35アイテムを発売する。ナルミヤ・インターナショナルは、現在子連れでドン・キホーテに来店する親世代が子どもだった頃に人気を博していたブランドだ。Y2K=2000年前後のファッションが注目されていることから、コラボ商品で親子世代の取り込みを図る。 コラボ商品には、Tシャツやルームウエア、ソックス、ポーチなどを用意した。特にTシャツは親子でおそろいのコーディネートができるよう、キッズからレディースまで幅広いサイズを展開する。 4月にはナルミヤ・インターナショナルが手掛ける人気ティーンズブランド「Lovetoxic(ラブトキシック)」とコラボしたオリジナルブランド「7days Lovetoxic(セブンデイズ ラブトキシック)」を発売した。 ブランドコンセプトは「一週間、毎日好きなもので夢中!学校も遊びもラブトキシックを着こなそう」。おしゃれに目覚めはじめた小学生をターゲットに、990~3000円台前半のTシャツやパンツなど全21アイテムを展開。売り上げは計画比114%と好調に推移している。 ドン・キホーテでは、ファミリー層の利用が多いMEGA業態などにおいて、キッズ衣料の展開に注力している。成長が早い子どもの衣料品を低価格で販売する他、機能性インナーや学校用品などをそろえた。また、遅くまで営業しているため、子どもの急な「明日〇〇がいる」といった事態にも対応できるという。
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