高岡一完敗、センバツ遠く 北信越高校野球 航空石川に0-7
第151回北信越高校野球大会第3日(20日・金沢市の石川県立野球場=北國新聞社後援)準決勝が行われ、高岡一(富山3位)は航空石川(石川3位)に0―7の八回コールド負けを喫した。春の甲子園の出場枠は北信越が2で、決勝進出を逃した高岡一のセンバツ出場は厳しくなった。 高岡一は背番号1の髙原陽彩(2年)が先発し、二回にスクイズを許すと、さらに適時二塁打で2点を先行された。その後も失策や暴投で追加点を献上し、流れをつかめなかった。打線は散発4安打に抑えられた。 敦賀気比(福井1位)は小松工(石川2位)を9―4で下した。航空石川―敦賀気比の決勝は21日午前10時から同球場で行われる。 ●「ミス出たら勝てない」高岡一村本監督 高岡一はミスから自滅した。送球が乱れ、盗塁も失敗。村本忠秀監督は「これだけミスが出たら勝てません」と首を振り、課題に向き合う必要性を口にした。 初回は盗塁失敗で攻守交代となった。嫌なムードを振り払おうと、エース髙原が一回を三者凡退で抑えたものの、二回以降は甘く入った球を捉えられた。内野手のエラーが絡み、流れは悪くなるばかりだった。 絶好機をものにできなかった。六回には1死満塁から4番の猪谷修斗(2年)、5番の北村匠(同)が連続三振に倒れた。主将の猪谷は「自分たちの野球ができなかった。チャンスをしっかりつかみ取りたかった」と悔しがった。 県勢として3年ぶりに北信越で4強入りした。村本監督は「発展途上の子たちで、頑張ってここまでよくきた。時間を掛けて、夏に花を咲かせてあげたい」とさらなる成長を誓った。 ▽準決勝 高岡一 00000000―0 航空石川02101111x―7 (八回コールド) (高)髙原、前田―亀嶋(航)蜂谷―藤本▽三塁打 菅野(航)▽二塁打 木下、藤本、北川(航) 敦賀気比211040100―9 小松工 100102000―4 (敦)管田、五十子―小林(小)宮西―北本▽本塁打 東大(小)▽三塁打 大谷(敦)▽二塁打 河村、小林(敦)谷口(小)