紙の保険証廃止まで半月余り…『マイナ保険証』への理解に遅れ 医療従事者が“2025年7月”を心配する理由
■調剤薬局や利用者からはメリットもデメリットも
薬を処方する調剤薬局では…。 大島薬局の管理薬剤師の大橋弘治さん: 「他の医療機関や他の薬局さんでもらっているお薬がこちらでも分かるようになりますので、かぶってしまうお薬とかがないように、こちらとしても確認できます」 現在この薬局では全体の2割ほどが、本人確認などのためにマイナ保険証を利用しているといいます。
今後は他の薬局でどんな薬が出されたかなども把握し、よりスムーズに処方ができるとしていますが、賛否の声があがっています。 大橋さん: 「患者さんご自身は(マイナカードを)もしなくしてしまったりすると再発行に時間がかかるので、再発行までに利用できないとかはありますね」 利用者: 「慣れたらいいんじゃない。他の病院のもマイナンバーカードで登録されていれば、薬剤師さんが分かれば質問しやすいわね」 別の利用者: 「普通の保険証だと月に1回なんですけど、これは毎回同意して『医療情報の提供』をやらなきゃいけない、それは確かに面倒くさいなと」 従来の保険証の廃止まであと半月あまり、マイナ保険証への理解はまだまだ遅れているようです。