【バレー】女子日本、中国と0.07ポイント差から1.08差に広がる 韓国にストレート勝利
<買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会:日本3-0韓国>◇女子予選ラウンド第3週◇第9戦◇12日◇福岡・北九州市◇観衆7612人 【写真】韓国に勝利し、記念撮影するバレー女子日本代表の選手たち 世界ランキング6位の日本が、パリ五輪出場権獲得へ大きく前進した。 予選ラウンド(R)最終第3週となる福岡大会の初戦で、同38位の韓国に3-0で勝利。イタリアリーグで成長を遂げた石川真佑(24)がチーム最多16得点で攻撃陣をけん引し、負ければ世界ランキングのためのポイントを大きく失う下位国との一戦をしっかりとものにした。次戦は13日に同10位のカナダと対戦。パリ切符を争うライバル国を破り、盤石なものにする。 ◇ ◇ ◇ パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12で、7枠が決定済み。残り5枠はネーションズリーグ(VNL)予選R終了時(6月17日)の世界ランキングで決まる。日本は(1)アジア&オセアニア最上位、または(2)出場権未獲得国の中でアフリカ勢トップを除いた上位3カ国に入ることが条件となる。日本は、現在アジア最上位の6位につけている。このまま1番手を維持すれば、(1)で出場権を手にできる。 指標となる世界ランキングは、試合ごとに付与されるポイント(P、勝利=プラス、敗戦=マイナス)を合算しながら随時更新されるが、その付与Pは一律ではない。試合前時点の2チームが保持しているPを比較し、対戦前に最終セットカウントごとに設定。ランキング上位が下位に順当に勝った場合のPは少ないが、下位が上位に勝つと大きい。逆に、上位が下位に敗れるとマイナス幅は大きくなる。 日本は11日まで7位の中国と0・07P差と肉薄していたが、韓国戦のストレート勝利でプラス1・01Pされ、1・08P差まで広がった。 仮に中国に逆転を許して(1)での出場権獲得を逃した場合、日本と(2)を争うライバルは、現時点のアフリカ勢1番手は20位ケニアのため4位イタリア、9位オランダ、10位カナダの3カ国。韓国戦の勝利により五輪出場権のボーダーラインとなるカナダとは、約48P差に広がった。12日のカナダとの直接対決で大敗を避けられれば、パリ行きはさらにぐっと近づきそうだ。