大橋秀行会長、井上尚弥が結んだ総額30億円(推定)のスポンサー契約について「ボクシング界に夢を与えるような契約」
大橋ボクシングジム(横浜市)の大橋秀行会長(59)が12日、東京・後楽園ホールで報道陣の取材に応じ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が、サウジアラビア国営の国際娯楽イベント「リヤド・シーズン」と4日に総額30億円(推定)のスポンサー契約を結んだことについて「ボクシング界に夢を与えるような契約」などと語った。 大橋会長は「ボクサーを目指す子供が増える。本当に夢のある契約になりました」と報告。改めてサウジアラビアで試合を行う条件はないと強調し、契約期間は複数年だと明かした。井上は「リヤド・シーズン」の観光大使も務めるという。 いつからオファーを受けていたのかを問われると「3~5年前かな」と返答。「タイミングが合えば(サウジアラビアで)試合をやることも検討するが、まだ全然具体的には何も決まっていない」と話した。 井上と大橋会長は現地時間2日深夜に、先方が用意したプライベートジェットでサウジアラビア・リヤド入り。長時間の交渉の末に4日午前2時30分(日本時間午前8時30分)から、同国の総合娯楽庁長官、トゥルキ・アルシェイク氏のオフィスで調印式に出席した。(尾﨑陽介)