BL東京、14季ぶりVの立役者・フリゼル、入団前にモウンガと交わした言葉「W杯の負けを忘れるために、東芝で優勝を」
◆ラグビー リーグワン・プレーオフ決勝 BL東京24―20埼玉(26日・国立競技場) BL東京(旧東芝)が埼玉(旧埼玉)を24―20で下し、トップリーグ時代を通じて14季ぶりに優勝。リーグワンでは初優勝を果たし、今季新加入したニュージーランド代表フランカーのシャノン・フリゼルは「正直、疲れました。ビールを飲みたい(笑い)。ここ数年でトップにいるパナソニックさんに勝ちきることができて、本当にうれしい」と、フル出場に汗を拭った。 フリゼルは今季、昨年のW杯フランス大会でオールブラックスとして準優勝を果たしたSOモウンガとBL東京に入団。レギュラーシーズンは15試合に出場して2位通過に貢献し、準決勝・決勝もフル出場で初Vの立役者となった。フッカー原田衛は、優勝の要因を問われると「リッチー・モウンガとシャノン・フリゼルじゃないですか」と即答。モウンガについては「もう、リッチーに渡しとけばいいでしょ、というのがある」と、絶大な信頼感を明かした。 フリゼルによれば、入団前にはモウンガとある言葉を交わしていたという。「W杯期間中に、リッチーと2人で『W杯優勝して、東芝に来てリーグワンも優勝できたら最高だよね』と話をしてて。でも決勝で負けてしまって。そのタイミングで『この負けを忘れるためにも、早く東芝に行って優勝しなきゃな』という思いだった」。有言実行の貢献を果たした仕事人は「チーム一丸となって戦い、勝利を収めることができて本当にうれしい」と、ほほ笑んだ。
報知新聞社