アルジェリアをも抑えての首位通過

グループを通過したアンゴラ代表 photo/Getty Images

何かとサプライズ続きなアフリカ・ネイションズカップ2023だが、グループDでは2019年大会の王者アルジェリア代表が1勝もできずに姿を消した。 そのグループDを首位で通過したのは、FIFAランク117位のアンゴラ代表だ。ブルキナファソ、モーリタニア、アルジェリアと同居したグループDを2勝1分でまとめており、グループステージ突破は自国開催だった2010年大会以来のことになる。 アンゴラにとっては大きすぎる一歩で、これには33歳のベテランMFアルフレド・リベイロも満足感を示している。 「アンゴラの人たちは代表チームにあまり自信を持っていなくて、それが僕たちにとってはさらなるモチベーションになったんだ。みんなが間違っていることを証明しようとね。（首位通過）とは誰も予想していなかっただろうから、とてもうれしい。ジャーナリストたちはアルジェリアが僕たちに勝つだろうと言っていたけど、僕はすべてをピッチ上で証明する必要があると言っていた。自分たちがタフなチームであることを証明できたよ」 「もし僕たちがベスト8まで行ければ、他のチームが自分たちより上だとは思わなくなると思う。一発勝負なら何かが起こる可能性もあるし、そういう夢を見ることができる。『よし、このまま決勝に行ってもいいんじゃないか？』と思えてくるのだから。ただ、僕たちはまだ地に足がついていて、何をする必要があるのかを理解しているよ」（『BBC』より）。　 ベスト16の相手はナミビアで、決して格上とは言えない。アンゴラが新たな歴史を打ち立てる可能性もあり、モチベーションは最高潮だ。