大分市の法心寺で新年恒例の「水行会」 締め込み姿の僧侶が冷水かぶり無病息災願う
大分市鶴崎の法心寺で11日、新年恒例の水行会(すいぎょうえ)があった。厳しい寒さの中、締め込み姿の僧侶が冷水を頭からかぶり、一年の無病息災や交通安全を願った。 県内の寺から僧侶7人が参加。檀家(だんか)の女性約20人がうちわ太鼓を鳴らして迎え入れた。僧侶は経を唱えながら、たるから手おけで水をすくい、勢いよく何度も体に浴びた。 境内では檀家らでつくる蓮の会(佐藤悦子代表)が、温かいぜんざい約100食を参拝者に振る舞った。 寺によると、水行会は1961年に始め、63回目。責任総代の植木久俊さん(74)は「能登半島地震の被災地の一日も早い復興をはじめ、健康で平和に暮らせることを願っている」と話した。