バヌアツ地震、8万人が被災 発生1週間、行方不明も多数
【シドニー共同】南太平洋の島しょ国バヌアツの首都を直撃した地震から24日で1週間。政府の公式発表によると、少なくとも12人が死亡した。多くの人が依然として行方不明と伝えられている。国連人道問題調整室が現地当局の情報としてまとめたところでは、約8万人が被災し、約1700人は自宅に戻れず親族の家に身を寄せたり避難所にとどまったりしている。 オーストラリアの公共放送ABCによると、首都ポートビラの病院では負傷者210人が手当てを受けた。水道や電力は7割以上が復旧。観光客ら約300人が民間機で退避した。 現地では25日にかけて大雨が予想され、地滑りなどの二次災害が起きる恐れがある。