映画『かくしごと』胸のざわめきが消えない心奪うヒューマン・ミステリー
『ブルー きみは大丈夫』
大きな“もふもふ”のブルーから愛と勇気をもらって感涙必至! 母を亡くして心に傷を負ったビーは、祖母の家で不思議な存在のブルーに出会う。周りの大人には見えないブルーに導かれるように訪ねた隣家で、ビーはたくさんの“空想のお友達”と、彼らと暮らす男性・カル(ライアン・レイノルズ)と出会う。かつての親友が大人になり、存在を忘れられてしまったというブルーたちは、新しいパートナーが見つからないと消えてしまうという。ビーは彼らを助けるために奮闘する。ドジなブルーに癒され、ファンタジックな展開にワクワクしていると、いつしか彼らの愛の深さに予期せず感涙! 疲れた大人たちこそ、彼らの優しさが心にしみる。 6月14日より全国ロードショー ※公式サイト あり
『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』
歩き続ける男とたくさんの出会い。思わず自分も同行している気分に 定年退職し、妻と平穏に暮らすハロルド(ジム・ブロードベント)は、思いがけない手紙を受け取る。昔の同僚クイーニーが、余命わずかでホスピスに入院中という。返事を出すためポストに向かったハロルドは突如、直接会おうと思い立つ。彼女との関係、かつて何があったのか、何も持たずに歩き始めた目的は――。驚いたり、感動したり、“あるある”を覚えたり、道中のさまざまな出会いがそれぞれ、今を生きる人々の事情を映して示唆に富む。これぞイギリス的な人情と人生観だと、しみじみ感動。原作は日本の本屋大賞第2位を獲得、世界で600万部を超えるベストセラー。 新宿ピカデリーほか全国公開中 ※公式サイト あり
こちらもcheck! 配信 CINEMA & DRAMA ▶▶ 『フォールアウト』
▶世界的大ヒットRPGの実写ドラマ化 昨今の“ゲームの実写化”は、世界観、人物造形、人間社会への問いかけも、なんと深い! 核戦争から200年後、23世紀のアメリカ。贅沢なシェルターで育った世間知らずのルーシーが、拉致された父を探しに地上へ。放射能によりグールとなったガンマン、ヒーローに憧れる兵士と運命が絡み合う。荒廃した地上で生きる人々の在りよう、武器や各機器の未来技術など、レトロフューチャー的な世界にそそられる。かの鬼才監督クリストファーの弟、ジョナサン・ノーラン製作総指揮。 Amazonプライムビデオで配信中 ※公式サイト あり ※公開につきましては、各作品の公式サイトをご参照ください。 Staff Credit イラストレーション/SAITOE こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。