阪神・大山悠輔「野球人生においてすごく大きな決断のタイミング」 FA権行使で球団を通じてコメント
阪神は13日、今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した大山悠輔内野手(29)がFA権を行使する意向を表明し、書類を球団に提出したことを発表した。 【写真】優勝旅行先のハワイで誕生祝いのサプライズ。バースデーケーキの前で笑顔の大山悠輔 大山はFA権行使を想定し、代理人と契約。球団は代理人と複数回にわたって交渉を行い、前日12日には甲子園の球団施設内で、大山本人とも話し合ったもよう。球団は、これまでの実績や野球に取り組む姿勢を評価。4年総額16億円規模の条件を提示して交渉に当たっていた。 大山は「プロ野球選手として初めて、他球団からの評価を聞く機会を得られましたので、FA権を行使させていただくことにしました。野球人生において、すごく大きな決断のタイミングだと思うので、慎重に時間をかけて考えさせていただきたいと思います」と球団を通じてコメントした。 大山は昨季「不動の4番」として阪神をリーグ優勝、日本一に導いた立役者。昨年の契約更改交渉では複数年を提示されたものの単年で契約していた。今季は130試合に出場し、打率・259、14本塁打、68打点。膝に古傷を抱えていることもあり6月には2軍降格も味わったが、夏場以降は本来の状態を取り戻した。 14日にFA宣言者が公示される。15日からは他球団との交渉が解禁となるが、球団首脳は前日12日に「大山君には残ってほしい」と改めて〝宣言残留〟を認めたうえで、今後も残留交渉をしていくことを明かしていた。