[行田市]買い物支援・多世代交流の場として大手薬局による移動販売を開始
埼玉県行田市(7万8700人)は、ウエルシア薬局㈱と連携し、買い物支援や分野・世代を超えた交流機会の創出を目的として、2023年12月18日から市内で移動販売を開始した。これに先立つ10月18日、市は同社と「地域福祉の推進及び健康増進に関する協定」を締結。協定の内容は、市と同社の双方が保有する資源を有効活用しながら、▷移動販売(買い物支援)を通じた地域のコミュニティづくり▷高齢者等に対する地域での見守り活動▷健康増進及び介護予防などについて連携・協力をしていくというもので、これに基づき移動販売を開始した。 移動販売車は毎週月~金の週5日運行。集会所、高齢者施設、障がい者施設、子供広場など約50か所を巡回する。日用品や生鮮食品、総菜、冷蔵・冷凍食品、菓子、医薬品等、約500~600商品(医薬品は事前連絡)を販売し、各商品は店頭と同じ価格設定で、ポイント付与や電子決済等のサービスも店舗と同様に提供しており、利用者は延べ1000人を超えている。誰でも地域の身近な場所で買い物ができるようになるとともに、高齢者、障がい者、子どもなど、さまざまな人たちの交流の機会となることを市は期待している。 (月刊「ガバナンス」2024年2月号・DATA BANK 2024)
<株式会社ぎょうせい>