写真：HOMINIS

イケメン役者育成ゲーム『A3!』。その春組単独イベントとなる「MANKAIカンパニー presents "Spring Party!" 2024」が3月16日にパシフィコ横浜　国立大ホールにて開催された。今回は春組のリーダーである酒井広大(佐久間咲也役)、白井悠介(碓氷真澄役)、西山宏太朗(皆木 綴役)、浅沼晋太郎(茅ヶ崎 至役)、五十嵐 雅(シトロン役)、羽多野 渉(卯木千景役)が登壇し、さまざまなトークやゲーム、朗読劇を披露した。今回はマチネ(昼の部)とソワレ(夜の部)のうち、ソワレの模様を紹介する。 【写真を見る】『MANKAIカンパニー presents “Spring Party!” 2024』にて朗読する春組メンバーたち 最初はキャラクターたちによるオープニング朗読劇で開幕。ファンに向けてコール＆レスポンスをお願いすると、会場は大きな声で応えた。冒頭で会場の雰囲気を温めた後は、キャスト陣が個性溢れる自己紹介を披露し、酒井が「ようやく春組単独のイベントを開催することができました！これも監督(ユーザーの名称)の皆さんのおかげです。ありがとうございます！」と感謝を告げた。春組の単独イベントは元々、2020年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響もあり配信番組に変更。実に4年ぶりの開催となった。その4年間の気持ちをぶつけるように、監督は大きな声援を送っていた。 これまでの公演を振り返る「春組公演トークショー！」では、新生春組旗揚げ公演『ロミオとジュリアス』から新生春組第十回公演『ムーン・トラベラー』までの公演を振り返りつつ、春組のメンバーがやってみたい役や着てみたい衣装を発表。酒井は『Knights of RoundⅣ THE STAGE』のランスロット、白井は『エメラルドのペテン師』のオズワルド、西山は『SSRファミリー』のブラン、浅沼は『春ケ丘Quartet』の向井康太、五十嵐は『ぜんまい仕掛けのココロ』のアルフ、羽多野は『不思議の国の青年アリス』の教授／帽子屋をセレクトし、リスペクトも込めつつその選定理由を語った。 春組の公開生稽古でもお馴染みとなるお題に沿って即興芝居を行う「A-チュード!」。今回のイベントでは即興芝居をする5人と、その芝居の内容を当てる1人に分かれて行われるゲーム的な要素も追加されており、イベントらしい盛り上がりを見せた。続けて事前に募集した「ファンレター」に劇団員が答える書き下ろしの朗読劇では、「どのような能力を手に入れたいか？」「もし他の組の公演をやるなら？」といった質問にキャラクターが答えていく。各キャラクターの推しポイントを答えていくコーナーではシトロンと千景が花粉役で「ふわ～ふわ～」となり切る中で、綴がツッコミを入れていく新漫才トリオ"シゲルン"が結成されるなど春組らしい展開で、会場からは大きな笑いが巻き起こった。 朗読劇終盤、新生春組旗揚げ公演『ロミオとジュリアス』の続編が決定したことが発表されると、ここからはライブパートへ。須玖キエル＆宇曽ペテンの「蜃気楼は奇術の夜に」、エイト＆リツの「ファミリーアクティベーション」、本居鶴松＆大江知久の「愛すべき文豪」の公演曲3曲をパフォーマンス。「蜃気楼は奇術の夜に」を振り返って、白井が「(マチネを経て披露が)2回目ともなると剣を刺すためらいもなくなってきますね」、羽多野も「歌の力点とマジックのいいところを同時に進行するのが難しかった」とステージで披露されたマジックのパフォーマンスを回想。ライブ初披露となった「ファミリーアクティベーション」をパフォーマンスした浅沼は「稽古場で(五十嵐と)顔を合わせるんですけど、すごい表情するんですよ」と五十嵐が顔で笑わせにきていたという微笑ましいエピソードも明かした。同じくライブ初披露となった「愛すべき文豪」については西山が「目を見合うシーンができて良かったです」と語り、酒井も「楽しかったです」とパフォーマンスへの喜びを明かした。ライブパートの最後には春組全員で、完全初解禁となる新ユニットテーマ曲「Ticket」を披露し、会場からは温かい拍手が送られた。最後には五十嵐が「めっちゃ楽しかった！みなさんありがとうございます！」と監督に向けて感謝を述べ、酒井の合図とともにいつもの掛け声である「ブルブルブルーミング！」が会場に響き渡り、春組の単独イベントは終幕した。 春組に続く夏組の単独イベント「MANKAIカンパニー presents "Summer Party!" 2024」が7月20日(土)に森のホール21 大ホール(松戸市文化会館)にて開催されるとともに、「MANKAIカンパニー presents "Spring Party!" 2024」がCS放送「TBSチャンネル1」にて5月に放送されることも決定した。今回足を運ぶことができなかった監督の方々もこの機会にチェックしてみてはいかがだろうか。 取材・文＝川崎龍也