「カリスマ美容師」はコンビニで何を買う シャンプーの合間の「アルフォート」と日本の男子をオシャレにした定番商品
ボディシートとワックスが10代男子のオシャレ感度を引き上げた!?
渡辺:青木さんのご出身はどちらになるんですか? 青木:香川県の高松ですね。 渡辺:あー、ローソンが多かったエリアですね。 青木:おっしゃる通りです。僕が小学校低学年だった96年、97年くらいのとき、近所にローソンができて、真っ先に自転車で遊戯王カードを買いに行ったという。 渡辺:96~98年のローソンで玩具バイヤーやっていたの、僕です。 青木:え、そうなんですか!? 遊戯王カードを買いにローソン通い詰めていました。 渡辺:ありがとうございます(笑)。ちょうどポケモンが流行り始めた時期で、遊戯王は最初シールがスタートだったんですよ。カードはポケモンのほうが先で、その後「デュエル・マスターズ」が登場し、大流行したという。ポケモンの話は2時間半くらい掛かるので割愛しますけど……なぜ美容師を志すように? 青木:中1の頃、初めて美容室に行ったら、きれいな美容師のお姉さんがついてくれて。たくさんお話しできて、自分もオシャレになれて楽しかったという。 渡辺:良いきっかけですね(笑)。 青木:そこからファッション誌とかコンビニでよく立ち読みするようになったという感じです。 渡辺:「アルフォート」時代からコンビニの使い方は変わりましたかね? もう今はゴディバしか食べませんか? 青木:いえいえ(笑)。もう立ち読みはできませんけど、銀座店の近くにセブンがあるのでほぼ毎日使っています。最近はタンパク質入りヨーグルトとかハマっていますね。あとはボディシート。ずっと髪切っていると汗かくので、ボディシートは必須アイテムかも。 渡辺:ボディシートは、この頃では花王の「メンズビオレ」もシェアをだいぶ拡大していますが、今でもマンダムの一強状態ですね。コンビニのヘアケア用品は緊急購買用でどうしても種類が限られるんですが、ローソン限定の「エレラヘアスプレー」は18年間売れ続けているおすすめ商品です。約50%弱のローソン店舗で取り扱いがあり、ガチガチに立ち上げられるためハードロック系の人とかも愛用しているみたい。 青木:そんな商品があるんですか。 渡辺:ヘア関連の思い出で言うと、僕は2006年に全国発売されたマンダム「ムービングラバー」も担当しました。 青木:「ムービングラバー」は学生の頃みんな使っていました。コンビニは2000年代の10代男子のおしゃれ感度を相当引き上げた存在だと思います。 渡辺:1996年にコンビニでギャツビーが髪染めを発売し、フェイシャルシートやボディシートが出て、身だしなみ意識や美容感度が一般に高まった結果、2000年頃からワックスが流行するという流れでしたね。