林官房長官、ガザ停戦合意を歓迎 「事態沈静化の重要な一歩」
林芳正官房長官は16日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルとイスラム組織ハマスが停戦合意したことについて「わが国が求め続けてきた人道状況の改善と事態の沈静化に向けた重要な一歩だ」と歓迎した。その上で「当事者に対し、本件合意の誠実かつ着実な履行を求める」と訴えた。 ハマスは2023年10月7日にイスラエルを奇襲し、ガザから同国に侵入した戦闘員数千人が市民を無差別に襲撃。約1200人を殺害し、約250人を人質としてガザに連行した。 イスラエルのネタニヤフ首相はハマスの壊滅と人質全員の救出を目標にガザへの爆撃を開始し、ガザでは少なくともパレスチナ人4万6700人が死亡し、約11万人以上が負傷した。