「ほとんど理仁の点」木村誠二、鮮烈弾で決勝T進出に貢献も超謙虚。反省も忘れず「直した時にもう一個上に行ける」【U-23アジア杯】
「当てればゴールに入るボールだった」
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間4月19日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)のグループステージ第2戦でUAEと対戦。2-0で快勝し、韓国との最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。 【動画】ヘッド2発!日本がUAEから奪ったゴールをチェック! 3日前の中国戦(1-0)から先発7人を入れ替えた日本が、先制点を奪ったのは27分。CKの流れから、山本理仁が上げた正確なクロスに、木村誠二が打点の高いヘッドで合わせた。 その後も押し込むなか、66分に左サイドをオーバーラップした大畑歩夢のクロスから、今度は川﨑颯太が巧みなヘッドで合わせ、追加点を挙げた。 試合後には、攻守で奮闘したCB、木村がインタビューに対応。まず「2試合連続の無失点。守備で意識した部分は?」と問われ、こう答えた。 「今日も相手のフォワードがヘディングが強いので、常に1人チャレンジ、1人カバーとセンターバックの(鈴木)海音と一緒に共有していましたし、サイドバックのセキ(関根大輝)と(大畑)歩夢もよくやってくれたと思います」 186センチの長身を活かした自身の得点に関しては、アシストの山本を称えた。 「本当に理仁から良いボールが来て、当てればゴールに入るボールだったので、あれはほとんど理仁の点だと思います」 一方で反省も忘れない。「もうちょっと突き詰めれば直せる点はたくさんある。そこを直した時にもう一個上のレベルに行けると思うので、練習からまたみんなで声を掛け合いながら、上手く修正していければ」と改善を誓う。 「今日、少し攻撃の部分で相手のプレスに苦しんで簡単に前に蹴っちゃったり、上手く下からビルドアップできなかった部分があったり、守備でも全然良かったわけではないです。僕のところも守備の方で言ったら、ヘディングはほとんど前で触れてないですし」 首位通過を懸けた韓国戦では、より完璧なパフォーマンスを見せ、グループステージ3連勝を飾れるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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