「お岩」役に初挑戦の尾上右近、安全成功祈願 「お岩さんを味方に。当たり役にしたい」
「六月博多座大歌舞伎」の夜の部「東海道四谷怪談」で「お岩」役に初挑戦する歌舞伎俳優の尾上右近が16日、東京・新宿区左門町の陽運寺で安全成功祈願を行った。 同寺はお岩さんがまつられていることで知られる。右近は「何かあるといけないから、ではなく、お岩さんに味方になってもらうつもりで祈願しました」。「お岩」は女形の大役として知られる。「幽霊を演じるからといって目に見えない力を恐れずに。たたられるような体験もなく、割と健全だと思うので。当たり役にするつもりで演じたい」ときっぱり。 陽運寺は「縁切り縁結び」の寺としても有名。こちらに関しては「縁っていうのは不思議。切れたり、つながったり。もう切れたかなと思っても、切れてなかったりする。人と縁はとっても大事なものだと思っています」と話していた。
報知新聞社