センバツ2021 京都国際、堂々と行進 開会式 事前に映像撮影 /京都
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)が19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。新型コロナウイルス感染防止のため、開会式にはこの日に試合のある6校のみが参加。春夏通して初の甲子園出場を果たした京都国際は試合がないため、ナインは球場の大型ビジョンに映し出された映像で堂々と行進した。 映像は6日、京都市東山区の学校グラウンドで約30分かけて撮影された。ナインはセンバツ旗を掲げた山口吟太主将(3年)を先頭に、緊張しながら歩みを進めた。 中継を見た山口主将は「より一層勝たなければと、開幕日の今日で思った」と明かす。出場が決まってからは、特に下級生は注意をしなくても自主的に声出しができるようになるなど、チームの結束が固くなったという。「勝たなければ甲子園に行く意味が無い。40人全員で勝ちに行く」と意気込んだ。 小牧憲継監督も「子供らも気合が入り、練習中に良い声が出るようになった。私自身も楽しみだ。早く試合をしたい」と語った。 京都国際は第5日の23日、第2試合(午前11時40分開始予定)で同じく甲子園初出場の柴田(宮城)と聖地初勝利を懸けた初戦に挑む。【中島怜子】 〔京都版〕