満を持してメジャー挑戦も…MLBの壁に阻まれた大物(2)5年ぶり日本球界復帰は?
2024年シーズンが開幕を迎え、熱戦が繰り広げられているメジャーリーグ。今季からMLBに挑戦している山本由伸(ドジャース)、今永昇太(カブス)は、早くも存在感を放っている。しかし、過去にはNPBで圧倒的な成績を残したものの、渡米後は苦戦を強いられた選手も数多く存在。ここでは、メジャーの壁に阻まれた選手を紹介する。
筒香嘉智
・投打:右投左打 ・身長/体重:185㎝/97㎏ ・生年月日:1991年11月26日 ・経歴:横浜高 ・ドラフト:2009年ドラフト1位 日本代表の4番も務めた筒香嘉智も、MLBでは苦しんでいる。 2009年ドラフト会議で横浜ベイスターズから1位指名を受けプロ入り。高卒5年目の2014年に打率.300、22本塁打をマークし、飛躍を遂げた。さらに、2016年には打率.322、44本塁打、110打点と圧巻の数字を並べ、本塁打王と打点王の二冠を獲得。国際大会でも4番を務めるなど日本球界を代表する主砲として活躍を続けた。 2019年オフにポスティングシステムを行使し、タンパベイ・レイズに移籍した。メジャー1年目は「3番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取り、本塁打を放つ鮮烈なデビュー。しかし短縮シーズンとなった同年は、60試合中51試合に出場したが、打率.197、8本塁打に終わった。翌2021年も開幕から結果を残せず、移籍を繰り返して計3球団に在籍。ピッツバーグ・パイレーツ移籍後は、43試合出場で打率.268、8本塁打、25打点とスラッガーの片鱗を示した。 きっかけを掴んだと思われたが、2022年は打率1割台に沈み、シーズン途中で自由契約。その後、トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだが、シーズン終了後にFAに。 その後も、メジャー傘下マイナーリーグでプレーを続けた筒香。今季はサンフランシスコ・ジャイアンツでメジャー復帰を目指したが、開幕ロースター入りはならず。今後は、5年ぶりの日本球界復帰が噂されている。
ベースボールチャンネル編集部