新契約を締結したバレッラ [写真]=Getty Images

　インテルは11日、イタリア代表MFニコロ・バレッラと契約延長に至ったことを発表した。なお、新契約は2029年6月30日までとなる。 　現在27歳のバレッラはカリアリの下部組織出身で2014年夏にトップチーム昇格を果たすと、2019年夏にインテルへとレンタルで加入し、翌年夏に完全移籍となった。同クラブではここまで公式戦通算235試合に出場し22ゴール51アシストを記録。在籍5年目の2023－24シーズンもセリエAで37試合、チャンピオンズリーグ（CL）で8試合に出場するなど、チームの中心選手として活躍している。 　そんなバレッラの現行契約は2026年6月30日までとなっていたが、かねてより契約延長に向けて話し合いが行われていることが報じられており、今回合意に至ったことが発表された。 　なお、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、今回の新契約締結によって年俸は500万ユーロ（約8億4000万円）から650万ユーロ（約11億円）に昇給し、追加オプションなどで700万ユーロ（約12億円）に到達する可能性もある模様で、セリエAでは最高給のイタリア人選手になったことが伝えられている。 　契約延長に至ったバレッラはクラブ公式サイトで以下のように喜びのコメントを発表している。 「今日、インテルとの契約を数年延長することができてとても嬉しく、感動している。これまで疑問に思ったことなどない。このプロジェクトを信じているし、何よりもEUROの前までサインしたいと思っていた。この偉大なクラブのユニフォームを背負ってこれから何年も戦い続けられることを本当に誇りに思っている」 「僕の願いはチームと監督がここ数年経験してきた成功の道を歩み続けることだ。僕たちは成長を続けて、ファンにもっと喜びをもたらしたいと思っている。ファンと過ごした忘れられない瞬間はこれまでもあったけど、これからもあると確信している。素晴らしいネラッズーリ（インテルの愛称）のファンの前で再びプレーできるのが待ちきれない。僕たち全員がインテルのために団結している」