災害時を想定したゴムボート使用の救助訓練 甲子園警察署/兵庫県
梅雨や台風の大雨による河川での災害に備えようと、兵庫県西宮市内の2つの警察署がゴムボートを使用した人命救助訓練を行いました。
兵庫県西宮市の武庫川で行われた訓練は、甲子園警察署と西宮警察署が合同で行ったものでおよそ15人が参加しました。
署員らはまず、救命具やゴムボートを用意し船外機を取り付けるなどし、作業の手順を確認しました。 その後、エンジン付きと手漕ぎの2艘のゴムボートに乗り込み、川の流れや風、潮の流れを体感しながら船の操作を行いました。 また、手を振って救助を求める人に、手漕ぎのゴムボートで近づき浮き輪を投げ入れる救助訓練も行っていました。 冠水したまちの中では手漕ぎのボートでしか現場に近づけないことも多く、署員たちは真剣な表情で訓練に臨んでいました。 警察庁によりますと、2024年、全国で1392件の水難事故が発生していて、このうち兵庫県では61件と全国3番目の多さとなっていることから、警察は、水辺に行く際は気象情報を事前に確認するよう呼び掛けています。